高速・高精度のマシニングセンタを生み出す松浦機械製作所 | マシニングセンタ大解剖
企業情報
高速・高精度のマシニングセンタを生み出す松浦機械製作所
公開:2025.01.25 更新:2025.03.03
松浦機械製作所は1935年に設立され、立て形マシニングセンタを開発し、自動車部品や医療分野に進出。無人運転、高精度加工、多品種少量生産を実現するマシニングセンタ「MX」「MAM72」「CUBLEX」シリーズを提供し、国内外で高い評価を得ています。
目次
松浦機械製作所とは
松浦機械製作所は1935年に設立され、空襲や福井地震を乗り越え、1974年に国内初の立て形マシニングセンタを開発しました。現在は自動車部品や環境・医療分野にも進出し、海外市場でも成功を収めています。
◇沿革
松浦機械製作所は、1935年に松浦敏男氏が旋盤の製造と販売を専門に設立した会社です。空襲や福井地震といった災害を乗り越えながら事業を拡大し、1974年には国内初の立て形マシニングセンタを開発して技術革新を牽引しました。
この革新により、高精度加工を求める市場のニーズに応え、国内外で注目を集めました。現在も堅実な技術基盤を活かし、DX推進や環境配慮型経営に取り組んでいます。
◇マシニングセンタで世界へ進出
松浦機械製作所は、自動車部品を中心に高精度な加工で信頼を得ており、少量生産から多品種少量生産まで対応可能なマシニングセンタを提供しています。また、環境や医療分野にも進出し、横形マシニングセンタ「H.Plus-300」で試作部品の加工を行うなど、市場のニーズに応えています。
アメリカの代理店「メソッド」との協業をきっかけに、立て形マシニングセンタの輸出で成功し、現在では累計出荷台数の約半数が海外向けです。さらに、高速加工技術を導入し、アルミ加工市場でシェアを拡大しています。
松浦機械製作所が提供するマシニングセンタの特徴
松浦機械製作所は、自動化・無人化運転、多品種少量生産、高速・高精度加工を通じて生産性向上を実現し、さまざまな業界のニーズに応えています。
◇自動化・無人化運転
松浦機械製作所は、「MXシリーズ」や「MAM72シリーズ」により、無人運転で効率的な稼働を実現しています。昼間はオペレーターが操作し、夜間は自動運転を行うことで、生産性を最大化します。また、工具やパレット交換の自動化により、ムダな待機時間を削減しています。
◇多品種少量生産
同社のマシニングセンタは、ソフトウェアを活用して工具やパレットを自動管理し、異なる部品を効率よく加工します。「MAM72シリーズ」では、最大32パレットを使用し、多品種少量生産にも対応可能です。この柔軟性が、生産性向上とコスト削減に貢献しています。
◇高速・高精度
「リニアモーターシリーズ」は、リニアモータ駆動により高精度と高速加工を実現。「LX-160」は高精度が求められる分野に最適で、振動を抑えた加工を行います。20000回転以上の主軸回転数により、アルミニウムなどの加工効率が大幅に向上し、競争力を高めています。
松浦機械製作所の5軸マシニングセンタ

松浦機械製作所のマシニングセンタ「MX Series」「MAM72 Series」「CUBLEX Series」は、それぞれの特長により生産性の向上を実現し、多様な業界のニーズに応えています。これらのシリーズは、高精度・効率性を兼ね備え、さまざまな製造現場で活躍しています。
◇MX Series
「MX Series」は、5軸マシニングセンタを初めて導入する企業に最適なエントリーモデルです。主軸やワークへの接近性が良好で、段取り作業の負荷を軽減し、初心者にも使いやすい設計が特徴です。最新のオペレーティングシステム「MiOS 4」を搭載し、直感的な操作が可能です。
また、高いコストパフォーマンスを誇り、省スペースながら無人運転に対応する自動化システムも装備しています。これにより、夜間の無人運転や長時間稼働が可能になり、生産性を大幅に向上させます。自動車部品や医療機器の製造など、幅広い分野で活躍しています。
◇MAM72 Series
「MAM72 Series」は、5軸マシニングセンタのフラッグシップモデルで、長時間無人運転や多品種少量生産に最適化されています。最大530本の工具を収容できる「マトリクスマガジン」や、最大32パレットを搭載する「マルチパレットシステム」を備え、多様な生産ニーズに対応します。
また、4/5軸テーブルにDDモータを採用し、高精度な位置決めと高速回転を両立。航空機部品や高精度が求められる部品の加工にも対応しています。新たに導入されたクーラント管理システムとスラッジ回収機能により、安定した生産を支えています。
◇CUBLEX Series
「CUBLEX Series」は、マシニング、旋削、研削の3つの加工機能を1台に統合した複合型マシニングセンタです。工程集約により、コスト削減と生産効率の向上を同時に実現します。ワンチャッキングでの加工が可能で、取り付け誤差を排除し、高精度を維持します。
このシリーズは、多品種少量生産や長時間無人運転にも対応しており、市場の変化に柔軟に対応できます。豊富なオプション、例えば工具マガジンやパレットチェンジャーを備え、製造現場の多様な要求に応えています。
5軸マシニングセンタを扱うその他のメーカー
メクトロン、牧野フライス製作所、オークマは、各社の独自技術と強力な製品群で高精度加工を実現し、多様な産業ニーズに応えています。それぞれが異なる分野での競争力を強化しています。
◇メクトロン
メクトロンは、独自の加工技術と自動化ソリューションで高い評価を受けており、開発から生産まで一貫体制を確立しています。特に、自動化対応シリーズはワーク脱着を標準化したローダーにより、生産性向上に貢献しています。
同社の製品群には、マガジンダイレクト方式やダブルアーム方式の革新的な工具交換システムが搭載され、迅速な作業をサポートします。「MCH381」や「MTV-SX460」は、自動車部品や精密加工に最適です。
◇牧野フライス製作所
牧野フライス製作所は、金型加工や航空機部品、自動車部品などの高精度分野で知られています。特に、同社の5軸マシニングセンタは高い耐久性と精度を誇り、世界中の生産現場で信頼されています。
代表的な「D200Z」は、低振動主軸と高速応答性を兼ね備え、複雑な3次元形状を高速かつ正確に加工します。また、独自の「スーパーGI.5制御」により、滑らかな加工面が実現されます。
◇オークマ
オークマは、旋盤や複合加工機をはじめとする総合工作機械メーカーで、制御装置(NC)を自社開発している点が特徴です。この独自開発により、機械とシステムの連携が最適化され、スムーズなサービス提供が可能です。
「UNIVERSAL CENTER MU-10000H」は、大型部品や難削材(チタン、インコネル)加工に対応し、ワンチャッキングでの多方向加工を実現。高トルク主軸と冷却システムにより、安定した長時間加工が可能です。
松浦機械製作所は1935年に設立され、空襲や福井地震を乗り越え、1974年に国内初の立て形マシニングセンタを開発しました。現在、同社は自動車部品や医療・環境分野にも進出し、海外市場でも成功を収めています。特にマシニングセンタにおいては、高精度加工を提供し、多品種少量生産や高速・高精度加工を実現しています。
同社の「MX Series」「MAM72 Series」「CUBLEX Series」は、それぞれ異なる特長を持ち、生産性向上に貢献しています。MXシリーズは、初心者向けで高いコストパフォーマンスを誇り、省スペースで無人運転が可能です。MAM72シリーズは、最大530本の工具収容能力と32パレットを搭載し、多品種少量生産を効率的に行います。また、CUBLEXシリーズはマシニング、旋削、研削を一台でこなす複合型マシニングセンタで、ワンチャッキングで高精度を実現します。
松浦機械製作所は、無人化運転を通じて効率的な稼働を実現し、さまざまな業界に対応しています。また、自動化・無人化運転の技術、リニアモーター駆動による高精度加工など、他の工作機械メーカーと差別化を図っています。オークマや牧野フライス製作所、メクトロンなど、他のメーカーも高精度な製品で競争力を高めており、業界の技術革新に貢献しています。
自社にピッタリなマシニングセンタはどれ?
ニーズで選ぶ! おすすめ企業3選
コスト削減とサポート
メクトロン
個別カスタム得意!
充実のアフターサポートも◎

特徴
- ターンキーソリューション対応!設定の手間が省け、失敗のリスクも減らせる
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品質と耐久性
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